公園や庭でできる!身近な「枝」を使った簡単昔ながらの外遊びアイデア集【自然の中で】
自然の中で子供と過ごす時間は、かけがえのないものです。特別な道具がなくても、身近にある自然のものを使えば、昔ながらの simple な遊びをたくさん楽しむことができます。
今回は、公園や庭、道端など、どこでも見つかる「枝」を使った外遊びのアイデアをご紹介します。拾った枝一本で、子供の想像力は無限に広がります。
枝を使った遊びの魅力
枝を使った遊びの最大の魅力は、その手軽さと多様性です。
- 準備が簡単: 公園や道端で拾うだけで準備完了です。特別な道具は一切必要ありません。
- 想像力を育む: 枝は、剣になったり、魔法の杖になったり、地面に絵を描くペンになったり、子供のイメージ次第で様々なものに変化します。
- 全身を使う: 枝を探して歩き回ったり、地面に絵を描いたり、振り回したり(安全に配慮して)、遊びの中で自然と体を動かすことができます。
- 五感を刺激: 枝の形や手触り、匂い、折れる音など、五感を使って自然を感じることができます。
必要なもの・場所
- 必要なもの: 枝(遊び方や拾える枝の大きさによって、拾いやすいものを選びます。)
- 遊ぶ場所: 公園、庭、広場、落ち葉が多い場所など、枝が拾える場所ならどこでも楽しめます。地面が土や砂地の方が遊びやすい場合が多いです。
具体的な枝を使った遊び方
枝一本でできる昔ながらの遊び方をいくつかご紹介します。
1. 枝でお絵かき・文字書き
地面が土や砂地の場所なら、枝をペンのように使って地面に絵や文字を描くことができます。
- 適度な長さと太さの枝を拾います。
- 枝の先で、地面に自由に絵を描いたり、知っている文字や数字を書いたりします。
- 描いたものの上に石や葉っぱを飾り付けたりするのも楽しいです。
雨が降れば消えてしまう一時的なアートですが、その儚さもまた自然の中での遊びの魅力です。
2. 枝で地面を叩く・音を出す
色々な地面や、木の根元などを枝で軽く叩いて音の違いを楽しむ遊びです。
- 叩きやすい長さの枝を拾います。
- 土、砂、石、コンクリート、木の根元など、様々な場所を優しく叩いて、どんな音がするか聞き比べてみます。
- 枝を二本使ってリズムを刻んだりするのも面白いです。
周囲に人がいないかよく確認し、植物や施設を傷つけないように注意が必要です。あくまで「音を聞く」ことが目的なので、強く叩きすぎる必要はありません。
3. 枝を剣に見立ててチャンバラごっこ
子供たちが大好きな、枝を使った定番の遊びです。
- 長さが1メートル以内くらいの、あまり太すぎない、軽い枝を選びます。
- 枝の先端が尖っていたり、ささくれ立っていないか確認します。もしあれば、手で折ったり、地面に擦り付けたりして安全にします。
- 枝を剣や刀に見立てて、優しく打ち合う真似をします。
これは特に安全への配慮が重要です。後述の「安全上の注意点」を必ずご確認ください。あくまで「ごっこ遊び」として楽しむことが大切です。
4. 枝を使った簡単な工作・見立て遊び
拾った枝を組み合わせて何かを作ったり、別のものに見立てたりして遊びます。
- 色々な形や長さの枝をいくつか拾います。
- 地面の上に並べて、動物の形を作ってみたり、お家を作ってみたりします。
- 長い枝を釣竿に見立てて釣りごっこをしたり、魔法の杖に見立てて呪文を唱える真似をしたりします。
ボンドやテープを使わない、自然の素材そのままを使った simple な工作です。
5. 枝集め競争・宝探し
特定の条件に合う枝を探して集める遊びです。
- 「一番長い枝」「変わった形の枝」「Yの字になっている枝」など、集める枝の条件を決めます。
- 公園の中などを探し回り、条件に合う枝を見つけたら集めます。
- 集めた枝を見せ合ったり、どちらが条件に合う枝を見つけられたか競争したりします。
宝探しのように、子供は探検気分で楽しめます。
安全上の注意点
枝を使った遊びは simple ですが、自然のものですのでいくつかの注意が必要です。
- 枝の状態を確認する: 拾う枝は、折れた断面が鋭利になっていないか、ささくれがないか確認してください。遊ぶ前にも改めて安全かチェックしましょう。
- 周囲をよく見て遊ぶ: 特に枝を振り回す遊び(チャンバラなど)をする際は、周りに人がいないか、ぶつかる危険がないか、広い場所を選んでください。目や顔に当たると危険ですので、絶対に人に向けて振ったり、強く打ち合ったりしないように約束事を決めましょう。
- 木の高い枝を無理に折らない: 地面に落ちている枝を利用します。生きている木や高い場所にある枝を無理に取ろうとすると危険です。
- 小さな枝の誤飲に注意: 小さな子供が遊ぶ場合は、口に小さな枝を入れてしまわないよう注意深く見守ってください。
- 体力に合わせて休憩する: 遊ぶ場所を歩き回ったり、体を動かしたりしますので、お子様だけでなく、一緒に遊ぶ方も無理のない範囲で、こまめに休憩を取ってください。
対象年齢の目安
枝を使った遊びは、遊び方によって幅広い年齢で楽しめます。
- 3歳頃から: 地面に絵を描く、枝を拾って集めるなど、 simple な動作で楽しめる遊び。
- 5歳頃から: 枝を別のものに見立ててごっこ遊びをする、簡単なルールを決めて遊ぶなど。
- 小学生以上: 枝を使った少し凝った工作に挑戦したり、友達と役割を決めて遊んだり。
一緒に遊ぶ大人が安全に配慮し、遊び方を工夫すれば、年齢に関係なく楽しめる遊びです。
飽きさせない工夫・アレンジ
simple な枝遊びも、少し工夫するともっと面白くなります。
- ストーリーを作る: チャンバラごっこをするなら、「森の騎士になって悪い魔女を退治する」といった簡単なストーリーを加えてみると、子供はより夢中になります。
- 他の自然物と組み合わせる: 拾った葉っぱや石、木の実なども一緒に使って、地面に描いた絵を飾ったり、工作に加えてみたりします。
- ルールを変えてみる: 枝集め競争で、「一番重い枝を見つけた人が勝ち」など、ルールを変えると新鮮な気持ちで遊べます。
- 役割を決める: ごっこ遊びで、役割を決めたり、大人が少し大げさにリアクションしたりすると、子供は楽しんでくれます。
まとめ
身近に落ちている枝一本でも、子供と一緒にたくさんの遊びを生み出すことができます。特別な準備や技術は必要ありません。
お天気の良い日には、公園や庭に出て、どんな枝が落ちているか探してみることから始めてみませんか。昔を思い出しながら、安全に注意して、お子様、お孫様と一緒に枝を使った simple で楽しい外遊びの時間を過ごしていただけたら嬉しく思います。