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公園や広場でできる!地面に描いて安全に楽しむ昔ながらのケンケンパ遊び方【昔ながらの外遊び】

Tags: ケンケンパ, 外遊び, 公園遊び, 地面, 昔ながら

ケンケンパで楽しむ昔ながらの外遊び

自然豊かな場所で、お子様やお孫様と一緒に体を動かす時間は、かけがえのない宝物です。デジタルな遊びとは違う、昔ながらの外遊びには、五感を使い、体力を養い、創造力を育む魅力があります。今回は、特別な道具がなくても、公園や広場の地面があればすぐに楽しめる「ケンケンパ」をご紹介します。シンプルなルールながら、子供から大人まで一緒に笑いながら楽しめるケンケンパを通して、心地よい汗を流してみてはいかがでしょうか。

ケンケンパとは?遊びの概要と魅力

ケンケンパは、地面に描いた升目(マス)を、片足跳び(ケンケン)と両足跳び(パ)を組み合わせて進んでいく遊びです。升目の上で石や木切れを蹴り進めたり、升目を増やしたり減らしたりと、地域や時代によって様々なルールや呼び名がありました。「ケンケン」は片足、「パ」は両足を開いて着地する様子を表しています。

この遊びの魅力は、なんといってもそのシンプルさです。ルールが簡単で、誰でもすぐに参加できます。また、バランス感覚やリズム感、体の協調性を養うのにも役立ちます。繰り返し遊ぶことで、自然と運動能力が向上していくでしょう。そして、順番を守る、他の人を応援するなど、社会性や思いやりを学ぶ機会にもなります。

ケンケンパに必要なもの・遊ぶ場所

ケンケンパに必要なものは、地面に升目を描くためのものだけです。

地面が平らで、石などの障害物が少ない場所を選ぶのが望ましいです。また、他の人の迷惑にならない、十分に広いスペースを選びましょう。

ケンケンパの基本的な遊び方/手順

基本的なケンケンパの遊び方をご紹介します。

  1. 升目を描く: 地面に升目を描きます。最も一般的なのは、数字の1から始まり、片足で飛ぶマスと両足で開いて着地するマスを交互に配置する形です。
    • 例: 1 (片足) → 2 (片足) → 3 (両足) → 4 (片足) → 5 (両足) → 6 (片足) → 7-8 (両足開いて左右) → 9 (片足) → 10 (両足) のように、縦にいくつかのマスと、途中で横に並んだマスを組み合わせます。升目の形や数は自由に変えられます。
  2. 順番を決める: じゃんけんなどで順番を決めます。
  3. スタート: 一番目の人は、描いた升目の手前から始めます。
  4. ケンケンパで進む: 升目の形に合わせて、片足で「ケンケン」、両足で「パ」と跳びながら進みます。
    • 一つのマスには片足で入ります。
    • 二つ並んだマスには、両足を開いてそれぞれのマスに入ります。
    • 線の上を踏んだり、升目から外れたり、途中で着地する足やマスの指定を間違えたりしたら失敗となり、次の人に交代します。
  5. 折り返し: 最後のマスまでたどり着いたら、体の向きを変えて、同じようにケンケンパでスタート地点まで戻ります。
  6. 繰り返し: 失敗せずにスタート地点まで戻れたら成功です。続けて次のステップに進んだり、難易度を上げたりして遊びます。

これが基本の遊び方ですが、地域や家庭によって様々なルールがあります。例えば、升目の中に小石などを投げ入れ、そのマスを飛ばして進む、折り返す際に小石を拾ってくる、といったルールを追加することもあります。

安全上の注意点

ケンケンパはシンプルな遊びですが、安全に楽しむためにいくつか注意点があります。

対象年齢の目安

ケンケンパは、おおよそ3歳くらいから楽しめます。最初はマス目を大きく描いたり、跳び方をゆっくり練習したり、手をつないでサポートしたりすることで、小さなお子様でも挑戦できます。小学生くらいになると、ルールを理解し、よりスムーズに遊べるようになります。大人が一緒になって遊ぶことで、楽しさが広がります。

飽きさせない工夫/アレンジ

ケンケンパは、少しの工夫で様々な遊び方にアレンジできます。

これらのアレンジを取り入れることで、子供たちは飽きずに繰り返し楽しむことができます。

まとめ

ケンケンパは、地面と描くものさえあれば、特別な準備なくすぐに始められる昔ながらの外遊びです。片足で跳ぶ、両足を開くというシンプルな動きは、子供たちの運動能力を自然と引き出します。お孫様と一緒に、昔を懐かしみながら、公園や広場で心地よい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。地面にチョークで絵を描くところから一緒に楽しめば、遊びはより一層特別なものになるでしょう。さあ、外に出て、地面に升目を描いて、一緒に「ケンケンパ!」と跳び上がってみましょう。