そとあそび大百科

【自然の中で】木の枝や葉っぱで簡単!昔ながらの秘密基地作りと遊び方

Tags: 秘密基地, 自然遊び, 昔ながら, 共同作業, 創造力

自然の中で子供と過ごす時間は、心豊かな思い出作りにつながります。「そとあそび大百科」では、昔ながらの遊びを通して、自然の魅力に触れるアイデアをお届けしています。今回は、子供たちの創造力と探求心をくすぐる、昔ながらの「秘密基地作り」をご紹介します。特別な道具がなくても、身近にある自然の素材を使って、誰でも簡単に挑戦できるのが魅力です。

秘密基地作りとは

秘密基地作りは、子供たちにとって自分たちだけの特別な空間を作り出す遊びです。自然の中にあるものや、身近な廃材などを工夫して使い、隠れ家やアジトのような場所を作り上げます。完成した基地の中で遊ぶことも、基地を作る過程も、子供にとってはかけがえのない冒険となります。

この遊びの大きな魅力は、完成形が決まっていないこと、そして自然の中にあるものを「どう使おうか」と考える創造性や工夫する力が養われる点です。また、複数人で作る場合は、役割分担や協力することの大切さも学べます。祖父母の皆様にとっては、子供の頃の懐かしい記憶を思い出しながら、孫と一緒に汗を流し、一つのものを作り上げる貴重な共同作業の時間となります。

秘密基地作りに必要なもの・場所

秘密基地作りに必要なものは、基本的に「自然の中にあるもの」です。

秘密基地の作り方・遊び方

特別な設計図は必要ありません。孫と一緒に「どんな基地にしようか?」と相談しながら、自由に作ってみましょう。

  1. 場所を決める:
    • まずは安全な場所を選びます。平らで、上から物が落ちてきたり、足元が崩れたりしない場所が良いでしょう。
    • 木が数本立っている場所や、大きな岩のそばなどは、骨組みにするのに利用できて便利です。
  2. 材料を集める:
    • 基地の大きさをイメージして、骨組みになる太い枝、壁や屋根になる細い枝や葉っぱ、飾り付けに使う木の実や石などを集めます。
    • 落ちているものを利用するのが基本です。木を傷つけたり、根っこから引き抜いたりしないように注意しましょう。
  3. 骨組みを作る:
    • 立てかけたり、Y字になった枝を組み合わせたりして、基地の土台となる骨組みを作ります。
    • 自然の木や岩に枝を立てかけるのが一番簡単です。複数人で協力して、枝を支えながら作業すると安全です。
  4. 壁と屋根を作る:
    • 集めた細い枝や葉っぱ、枯れ草などを骨組みに立てかけたり、編み込んだりして壁や屋根を作ります。
    • 古い布や段ボールなどがあれば、より簡単に覆うことができます。隙間をどう埋めるか工夫するのも楽しい作業です。
  5. 飾り付けをする:
    • 基地の中や周りを、集めた木の実や石、きれいな葉っぱなどで飾り付けます。
    • 秘密の看板を作ったり、入口に目印をつけたりするのも良いでしょう。
  6. 秘密基地で遊ぶ:
    • 基地が完成したら、自分たちだけの特別な空間で遊びましょう。
    • 中で絵本を読んだり、おままごとをしたり、おやつを食べたりと、過ごし方は自由です。
    • 基地を舞台にした「探検ごっこ」や「宝探し」に発展させることもできます。

安全上の注意点

対象年齢の目安

大人の手助けがあれば、3歳頃から楽しめます。骨組み作りなどは大人が行い、子供には材料集めや飾り付けをお願いするなど、役割分担をすると良いでしょう。小学生になると、自分たちでアイデアを出し合い、協力しながら本格的な基地作りにも挑戦できます。

飽きさせない工夫・アレンジ

まとめ

秘密基地作りは、子供たちの冒険心や創造力を育み、自然との触れ合いを深める素晴らしい遊びです。特別な技術や道具は必要ありません。身近にある自然の素材と、少しのアイデア、そして「こうしてみようか」「これはどうかな?」と話し合うコミュニケーションがあれば、立派な秘密基地が完成します。

お孫さんと一緒に、子供の頃のワクワク感を思い出しながら、世界に一つだけの秘密基地を作ってみませんか。共同作業を通して、きっと忘れられない素敵な思い出を作ることができるでしょう。安全に十分配慮しながら、自然の中での秘密基地作りを存分に楽しんでください。