身近な場所で！安全に楽しむ昔ながらの「かくれんぼ」遊び方アイデア【昔ながらの外遊び】
シンプルだけど奥深い！かくれんぼの魅力
子供の頃、夢中になって遊んだかくれんぼ。鬼に見つからないように 숨을 죽이고 숨んでいる時のドキドキ感、友達を見つけた時の嬉しさ。特別な道具も広い場所も必要ないシンプルな遊びですが、いつの時代も子供たちを惹きつける魅力があります。
かくれんぼは、公園の木や遊具の影、庭の茂みなど、身近な自然の場所を隠れ場所として活用できます。また、走ったり隠れたりする中で、子供たちの体力や判断力、集中力を養うことにもつながります。
この記事では、昔ながらのかくれんぼの基本的な遊び方から、安全に楽しむための注意点、そして子供がさらに喜ぶアレンジアイデアまで、詳しく解説します。ぜひ、お孫さんと一緒に身近な場所でかくれんぼを楽しんでみてください。
かくれんぼとは？遊びの概要
かくれんぼは、鬼役の子が数を数えている間に他の子たちが隠れ、鬼が見つけ出す遊びです。シンプルながら、隠れる場所を探す創造性、鬼に見つからないように静かに潜む集中力、そして鬼から逃げて安全な場所に戻る瞬発力など、様々な要素が含まれています。
必要なもの・場所
- 必要なもの: 特になし。特別な道具や材料は一切不要です。
- 場所: 公園、庭、広場など、隠れるのに適した場所が複数ある屋外が向いています。多少の障害物（木、遊具、建物など）があると遊びがより面白くなります。隠れる範囲を事前に決めておけば、どんな場所でも楽しめます。
基本的な遊び方・手順
かくれんぼの基本的なルールは以下の通りです。地域やグループによって少しずつ異なる場合がありますが、ここでは一般的な遊び方をご紹介します。
- 人数: 2人から遊べますが、3人以上いるとより盛り上がります。
- 場所決め: 隠れることができる範囲を事前に決めます。また、鬼が数を数えたり、隠れた人が見つかった後に戻ってきたりする「スタート地点」や「安全な場所（缶など）」を決めます。ここを「セーフティーゾーン」と呼ぶこともあります。
- 鬼決め: じゃんけんなどで最初の鬼を決めます。
- 数を数える: 鬼はセーフティーゾーンで壁などに顔をつけ、目を閉じて決められた数（例: 100まで）を数えます。数えている間、他の人は隠れに行きます。
- 「もういいかい？」「まーだだよ！」のやり取り: 鬼が数を数え終わる少し前に、「もういいかい？」と呼びかけます。隠れた人は、隠れ終わっていれば「もういいよ！」、まだ隠れていなければ「まーだだよ！」と答えます。鬼は「まーだだよ！」と聞こえたら、隠れるまで数を続けるか、少し数を増やして待ちます。全員から「もういいよ！」と聞こえたら、鬼は「もういいよ！」と答えて探し始めます。
- 探す: 鬼はセーフティーゾーンから離れて、隠れている人を探しに行きます。
- 見つける: 鬼が隠れている人を見つけたら、その人の名前を呼びながらセーフティーゾーンまで走り、「〇〇さん見つけた！」または「〇〇さんセーフティー！」などと言います。見つけられた人は、次の鬼になるか（全員見つかった場合）、またはその回は「捕まった」ことになります。
- 隠れた人がセーフティーゾーンに戻る: 鬼に見つかる前に、隠れていた人が鬼よりも早くセーフティーゾーンに戻り、「セーフティー！」または「カン！」などと言えれば、その人はセーフティーとなり、鬼になりません。
- 遊びの終わり:
- 鬼が全員を見つけ、誰もセーフティーに戻れなかった場合、最初に鬼に見つかった人が次の鬼になります。
- 誰か一人でもセーフティーに戻れた場合、鬼はそのまま次の回も鬼になる、または最初に見つかった人が鬼になる、など事前にルールを決めておきます。
- 全員がセーフティーに戻ることができた場合は、鬼はそのまま次の回も鬼になるのが一般的です。
安全上の注意点
かくれんぼを安全に楽しむために、以下の点に注意しましょう。
- 隠れる場所の確認: 危険な場所（高い場所、交通量の多い場所、立ち入り禁止区域、足場が悪い場所）には隠れない、また隠れさせないように、事前に約束しておきましょう。
- 走る際の注意: 鬼も隠れた人も、走る際に周囲をよく見て、人や物にぶつからないように注意が必要です。特に小さなお子さんと一緒に遊ぶ場合は、ゆっくりと行動することを促しましょう。
- 無理のない範囲で: 特に高齢者の方や小さなお子さんと遊ぶ際は、体力に合わせて無理のないペースで楽しみましょう。ずっと走り回る必要はありません。見つける側になったり、数を数える役になったりするだけでも十分に楽しめます。
- 熱中症対策: 夏場など暑い時期は、こまめに水分補給をしたり、日陰で休憩を挟んだりするよう心がけましょう。
- 周囲への配慮: 公園など公共の場所で遊ぶ場合は、他の利用者の迷惑にならないように、大声を出しすぎたり、場所を専有したりしないように注意しましょう。
対象年齢の目安
かくれんぼは、ルールがシンプルなため、3歳頃の幼児から大人まで幅広い年齢で楽しめます。小さな子供と遊ぶ場合は、隠れる範囲を狭くしたり、数を数える時間を短くしたり、鬼の探し方をゆっくりにしたりと、遊び方を調整すると良いでしょう。
飽きさせない工夫・アレンジ
基本的なかくれんぼに慣れてきたら、少しルールを変えてみるのも楽しいです。
- 隠れる範囲を限定: 庭の中だけ、特定の広場の中だけ、と範囲を狭くすることで、小さな子供でも遊びやすく、見つける側も探しやすくなります。
- 夜のかくれんぼ: 安全に最大限配慮できる場所であれば、懐中電灯を使って夜に遊ぶのもスリルがあって面白いです。ただし、暗闇での転倒や衝突には十分注意し、必ず大人が付き添ってください。
- 「いろおに」のように: 特定の色がついているものだけをセーフティーゾーンに戻れる条件にする、など色々なルールを追加してみる。
- 場所を変える: いつもと違う公園や、広い芝生、少し自然が多い場所など、隠れる場所のバリエーションがある場所で遊んでみると新鮮です。
- ヒントを出す: 鬼がなかなか見つけられない時は、「〇〇の木の近くかな？」「白いもののそばにいるよ」など、さりげなくヒントを出してあげるのも子供は喜びます。
まとめ
かくれんぼは、特別な道具がなくても、身近な公園や庭など、少し隠れられる場所があればすぐに始められる昔ながらの外遊びです。鬼から隠れる時のワクワク感、見つけたり見つからなかったりする時のドキドキ感は、子供だけでなく大人も童心にかえって楽しめます。
安全に注意しながら、お孫さんと一緒に自然の隠れ場所を工夫したり、鬼ごっこや鬼から逃げる時のスリルを味わったりすることで、きっと素敵な思い出が作れるはずです。ぜひ、今日にでも身近な場所でかくれんぼを始めてみませんか。